血液検査 | 発熱に伴う炎症の程度、脱水、血液ガス(血液上の呼吸状態)など評価します。 |
尿検査 | 溶連菌感染後の腎炎、尿路感染症など評価します。 |
超音波(エコー)検査 | 腸重積、便秘、陰嚢の痛みなど評価を行います。 また、健診などで気になる心雑音があればスクリーニングを行います。 |
レントゲン検査 | ※導入予定 |
各種迅速検査 | インフルエンザ、RSウイルス、溶連菌、マイコプラズマなど各種迅速に評価します。 |
当院では上記の検査や点滴処置が可能です。
児への心理的負担や結果から得られるメリット、デメリットを考慮して提案いたします。
小児科の検査は、少なからず検査結果で治療方針に差は出ないものがあります。一方、どのような症状の経過をたどるか予測し対策を立てることが可能なこともあります。
医師が必要と判断した場合、かつ最小限で行います。
ー新型コロナウイルスの検査についてー
保険診療では、医師の判断により感染が疑わしい場合のみPCRまたは抗原検査にかかる費用を行政が公費で負担する形で行われます。(保険の場合は検査費用はかかりません。診察代は別途かかります。)就業や海外渡航、その他の社会的事情によるPCRまたは抗体検査は保険診療の適応外となるため、自費診療となります。当院では、保険診療、自費診療ともにPCR検査を実施しております。検査の際に考えておく事項があります。まず、こどもは無症状が多いこと、感冒症状があってもコロナ以外の感染症の割合が多いこと、そして感染経路として大人→こどもの感染が多いこと。以上を考慮して、周囲の感染がある場合は大人のかたが検査するのがよいと考えております。(もしくは唾液を出せる年齢のお子様)また結果が陰性であっても、医師が症状から否定できないと判断する場合、(偽陰性を考慮し)発症から10日間、かつ解熱後3日間は外出を控えていただくことなどの対応をお願いする場合があります。
・保険診療
検査内容 PCR検査、迅速抗原検査
対象 すべて医師の判断による
症状(発熱、咳嗽等の感冒症状、嗅覚・味覚障害)が出現して2~9日以内の方
(但し、明らかな濃厚接触者は事前に保健所や帰国者・接触者外来にお問い合わせ下さい。)
対象年齢 こども、もしくは大人のご家族
検体採取法 PCR(唾液、鼻咽頭ぬぐい)、迅速抗原検査(鼻咽頭ぬぐい)
持ち物 保険証 医療証
検査費用 公費(PCRまたは抗原検査料・判断料のみ自己負担はありません)
検査結果 PCRは翌日~2日後、迅速抗原検査は15~30分程度
注意点 検査結果に関わらず疫学調査のために診療情報を一部提供する可能性があります。
※PCRまたは抗原検査陽性になった際は、感染症法により届け出を行う必要が生じます。以降は感染者として保健所の指示に従うことにご同意下さい。
・自費診療
保険診療の適応外の方を対象に、当院では自費診療で対応させていただいております。
検査内容 PCR検査(唾液)
対象 無症状者もしくは医師の判断では保険診療適応外と判断されたが、検査希望がある方。
対象年齢 特に制限なし
予約方法 電話予約のみ
検査採取法 唾液
持ち物 自費診療ですが、念のため保険証をお持ち下さい
検査費用 PCR検査25,000円(税込)
PCR検査+抗体検査29,000円(税込)
PCR陰性証明書 和文2500円(税込)
検査結果 PCRは翌日~2日後
自費診療の際の注意点
・濃厚接触者の場合
お近くに感染者が発生し濃厚接触した方は、まずはお住まいの地区の保健所へご連絡ください。
・陰性証明書の内容
PCR検査結果(陰性)を記載いたします。PCR検査陰性であっても新型コロナウイルス感染症を完全に否定することはできません(偽陰性が存在しうる)。「新型コロナウイルス感染症ではないと診断する」といった確定的な診断書の記載を行うことはできませんのであらかじめご了承ください。
・PCR検査精度について
当院では実績豊富な連携検査機関の協力により信頼性の担保された検査体制を提供しております。しかしながら結果はすべて100%ではありません。ごく稀に偽陰性・擬陽性の可能性もあり得ます。
・PCRの結果が陽性になった場合
感染症法により無症候性病原体保有者としての届け出を行う必要が生じます。以降は感染者として保健所の指示に従うことをご同意下さい。 陽性になった場合は、海外渡航・就労はできません。抗体検査は過去の感染を示すものなので、現在健康であれば陽性でも特に制限はありません。